BODとCODの違い

突然ですが…

水質汚濁の指標には、BOD(生物化学的酸素要求量)とCOD(化学的酸素要求量)があります。

BODは、微生物が有機物を分解するときに消費する酸素量を数値化したもので、有機物が多ければ多いほど酸素を要求する量が高くなるので、この値(mg/l)が大きいほど汚れていることになります。

因みに、某浄化センター(下水処理場)に流入する下水のBODは年間平均で言うと200mg/l前後。この下水が処理されて河川に放流されるときは6mg/l前後(<法定の放流基準値は15mg/l)になります。

河川の場合には汚濁物質が流下するため、流下する間に微生物が分解可能な有機物が対象となり、水を実際に浄化する時に消費する酸素量で考えることになります。

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一方、海域や湖沼等では水の動きが少ないため、微生物が有機物を分解するのに長い時間がかかります。また水面あたりに水草などの藻類が繁殖して、光合成により酸素の生成と消費の両方を行います。

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したがってBODを正しく測定できないため、水中に含まれる有機物などを薬品で強制的に酸化させて、その消費量を酸素の量に換算します。これがCODです。

CODについても、この値(mg/l)が大きいほど汚れていることになりますが、BODに比べ汚れ具合の精度はやや落ちます。

これが両者の違いとなります。


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by naoharu326 | 2017-08-07 17:29 | Comments(0)